こんにちは。今回は上唇小帯が長い場合の注意点を解説していきたいと思います。
上唇をめくった時に上の前歯の真ん中にある三角形のヒダのことを上唇小帯といいます。これが長いと、お子さんの歯並びや普段の歯磨きに悪影響を及ぼすことがあるのです。
まだ生まれたばかりの頃は上唇小帯は歯茎にしっかりとくっついています。徐々に成長して顎が成長していくにしたがって、上唇小帯の長さは気にならなくなります。ですが中には上唇小帯が長いままのお子さんがいます。
すると、永久歯が生えてきても歯が中央によろうとしているのに邪魔をして歯の真ん中にスペースをあけてしまいます。
その為、中学生になっても、すきっぱという症状が引き起こされるのです。
又、上唇小帯が長いと普段の歯磨きにも影響が出ます。上唇小帯は粘膜ですので、歯を磨くときに、歯ブラシがあたると痛みが出ます。歯ブラシがあたって痛いので、前歯を磨くのが嫌になり、むし歯リスクが上昇します。
では上唇小帯が長い時はどの様に治療するのでしょうか。
これはズバリ切除することで、症状を改善できます。麻酔をしてレーザーやメスで切除します。30分以内で終わることがほとんどです。
うちの子、すきっぱかもしれない、と思ったら早めに歯医者さんに相談してみて下さいね。しただ歯科でも上唇小帯の長さをチェックしていますのでお気軽にお問い合わせください。