歯ブラシの選び方

皆さん、こんにちは。

普段、食後に毎日のルーティンである「歯磨き」をしていると思います。今はドラッグストアなどで沢山の歯ブラシが販売されてます。ヘッドの大きさ、硬さの様々な種類があると思います。しかし、どの様な歯ブラシが自分にあっているかなかなか見つけにくいと思います。今回は人それぞれにあった歯ブラシの選び方、磨き方のコツを紹介致します。

〈虫歯予防に力を入れたい方にお勧め〉

虫歯予防がメインの方は毛の硬さは「普通」が良いでしょう。「硬め」だとエナメル質を傷つけてしまいますし、「柔らかめ」だとプラーク(歯垢)を落としきれないのでどちらも虫歯の原因となってしまいます。奥歯までしっかり磨くために、ヘッドは小さめのものを歯間にフィットさせてしっかり汚れを落とすために毛先は真っ直ぐのものを選びましょう。

〈歯肉炎や歯周病の予防、改善を計りたい場合〉

歯肉炎や歯周病の場合は歯茎が晴れたり出血し易いので「柔らかめ」の歯ブラシで優しく磨きましょう。又、歯周病の人は歯と歯茎の間の歯周ポケットにプラークが溜まりやすいので、毛先が細めの加工になっているものがお勧めです。特に超極細毛の歯ブラシであれば歯周ポケットの汚れを効果的に落とすことが出来ます。

〈特に奥歯をケアしたい場合〉

奥歯に磨き残しや虫歯が多い場合は、奥までしっかり磨けるようヘッドが小さくネックの細い歯ブラシを選ぶのが良いです。女性の方は顎の小さめな方が多いので子供用歯ブラシで磨くのもお勧めです。

〈歯磨きに自信のない方・歯磨きの時間を短くしたい方〉

歯磨きに自信のない方・歯磨きの時間を短くしたい方には「電動歯ブラシ」がお勧めです。今は持ち運びできる電動歯ブラシも多数あるので外出先でもお口の中を綺麗に保てます。

【ブラッシング時の注意点】

歯磨きの時、大事なのは磨き方と力加減です。大体100～150ｇ位の力で磨くのが良いとされています。歯を磨く時は力を入れすぎないように鉛筆を持つ様な持ち方で細かくブラシを動かすのがポイントです。又、どんな歯ブラシでもそうですが、毛先が広がってしまうと歯垢を落とす効果が弱まってしまいます。毛先が広がってきたら出来るだけ早めに取り替えましょう。すぐに毛先が広がってしまうという方は、ブラッシングの圧が強すぎる可能性があります。そして毛先が広がっていなくても衛生的には月に1回の割合で歯ブラシを取り換えることをお勧めします。

もし自分に合った歯ブラシや磨き方が分からないという場合は、遠慮せずに聞いて下さい。

しただ歯科　笹川弘康