三条市荻堀のしただ歯科は「患者様にとって身近で安心してかかれる」歯科医院を目指します
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萌出性歯肉炎

こんにちは。しただ歯科、笹川弘康です。

歯肉炎や歯周病は大人の病気と思っていませんか?

先日、保育園の年長さんの子供さんが歯が生えてきて痛いと言って来院されました。親御さんは虫歯でないかと心配してましたが、見てみますと歯茎が腫れていました。そうです。保育園や幼稚園に通っているようなお子さんでも起こる歯肉炎があるのです。それが萌出性歯肉炎です。

今回は小さなお子さんにも起こりうる萌出性歯肉炎についてご紹介します。

萌出性歯肉炎とは、歯が生えてくるのに伴って起こる歯肉炎のことです。生え始めた乳歯や、第一大臼歯、第二大臼歯など、新しく生えてくる歯にしばしば見られます。歯が生えてくるときその周囲の歯茎を押しのけるように生えてきますが、そのために歯茎の形が変わり、食べかすやプラークがつきやすくなるのが原因で萌出性歯肉炎は起こります。

萌出性歯肉炎の治療法をご紹介します。

萌出性歯肉炎は歯が生え終わると自然と治っていきます。ですので基本的には経過観察、つまり様子を見るというのが第一選択になります。稀に腫れの症状を繰り返す場合があります。その時は局所麻酔を行って歯の上に盛り上がっている歯茎を取り除くことがあります。

萌出性歯肉炎は歯茎の腫れに加えて、むず痒い、歯磨きの時に痛がる、食べてる最中に歯茎をよく嚙むようになったなどの症状があります。この様な症状が見られたら一度歯科医院で相談されることをお勧めします。