歯の溝、特に奥歯の溝に黒い線が見える場合があります。
これはどうなっているのでしょうか。
それは初期の虫歯、又は、着色のどちらかになります。
① 初期のむし歯の場合
通常、むし歯の箇所を取り除いて、そこに詰め物をします。コンポジットレジン修復の場合が多いでしょう。歯とほぼ同じ色の詰め物で治すことが出来るので、ほとんど目立ちません。
又、シーラントといって歯を削らず、溝を埋める処置で経過観察することもあります。
② 着色の場合
この場合は、お口のクリーニングで着色を除去し綺麗にします。
専用の器具を用いて、歯磨きで落とせない歯垢や着色を徹底的に除去します。
なるべく自分の歯を長持ちさせるために、定期的なメンテナンスをして、現在の口の中の状態を把握しておくとよいでしょう。
誰でも、口の中で気になる事はあります。何か問題点があったら修復、改善して、すがすがしい毎日を送りたいものです。
しただ歯科 笹川弘康